時枝についてwikiより引用


時枝文法
時枝文法(ときえだぶんぽう)は、国語学者の時枝誠記によって構築された文法理論。ソシュールによる(と時枝に規定された)「言語構成観」に対立する「言語過程観」に立脚する理論であるため言語過程説とも呼ばれる。
「言語構成観」とは、例えば文という統一体はその部分を集めただけのものとする言語観である。これに対し時枝の「言語過程観」はこのような考えを否定し、「文」という統一体はその構成要素である語を単に集めたものとは質的に異なるものである、とする。ここで語の寄せ集めとは質的に異なる「文」という統一体を成立させる契機となるのが陳述である。
「言語過程」とは、一つの側面としては、言語主体が、表現の素材となる客体世界の断片を、主体に属する作用によって言語表現へと転換する過程を指す(ここに現れる「主体」「客体」を「主観」「客観」と混同してはならない)。例えば「山」「桜」という単純語は素材となる客体世界から一回の過程で得られるものであるために単純語であるが、「山桜(やまざくら)」はそのようにして得られた単純語にさらにもう一回の過程を経て語としての統一体にしている、すなわち二回の過程で語としてる複合語である。また別の側面では、空気の振動やインクのしみという物理的なものを、それとは無関係な客体世界の断片に結びつける。「陳述」とは言語過程の中の、特に文成立の契機となる過程である。

時枝誠記
時枝 誠記(ときえだ もとき、1900年12月6日 - 1967年10月27日)は言語学者。文学博士。
明治以前の国語学史の検討から、西洋言語学の批判を行い、言語過程説と呼ばれる独自の学説を建設する。
東京神田 (千代田区) 神田生まれ。暁星中学校、第六高等学校(現岡山大学)を経て、1925年東京帝国大学文学部国文科卒業。1943年文学博士(東京帝国大学)。
1925年旧制第二東京市立中学校(現東京都立上野高等学校)教諭、1927年京城帝国大学助教授、1933年同教授、1943年東京帝国大学文学部国語学国文学第一講座教授。1961年東京大を定年退官し同大名誉教授となり、早稲田大学教授就任。
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